1calは4.184J
1calは4.185J
1calは4.186J
解説ページでよく出てくる上位3つがこれだと思います。
これらはどれも正しくて、でもどれも正しくない!
なぜならカロリーは使わないでと言われている非推奨単位だから…
日常でつかう言葉として定着したものの、実は単位としては終わっています。
仮に論文で使ってしまうと、「コップ一杯の水に小さじ一杯の塩を入れて」に対して「どのコップ!1ワンカップでいいの?小さじって塩だとなんグラム?岩塩だと気持ち少なめにする?」などと突っ込みたくなる気分と同じ気持ちを読んだ科学者が感じます。
どれほどいい加減か表を拝借して載せておきます。
wikipedia.orgより(2021/7/17)
定義によってこれだけ値の変わってくる単位も珍しい。というより、よく出てくるのに定義がこんなにたくさんある単位が他にあるのかわからないです。
DIYで電気の工作をするときに必ずと言って良いほどカロリーとジュールの換算に迫られることでしょう。
このような不毛な換算をしないといけないのも、カロリー(cal)を安易に使ってしまっているからでしょうね。
ちなみにカロリーをジュールに直す場合の換算式は
ジュール=換算率・カロリー → J=4.184cal
電気工作に必要であろう公式は
ジュール=ワット・秒 → J=Ws
ワット=電圧・電流 → W=VA
上記の式たちを組み合わせると大体が解決するおと思います。
質問があれば遠慮なく聞いてください。
1calは4.184Jなのでcal=4.184Jとしてしまうのはよくある勘違いで、頭がこんがらがってハマりますよ。
「=」を文章で使っているのか、式で使っているのか、解説ページによって見極めが必要ですね!
「1cal=4.184J」と「cal=4.184J」は意味が反対になってしまいます!!
(本来式中では、単位記号そのままではなく、一文字のアルファベットなどに置き換えます。)
検索すると混在させて解説しているページが出てきますが、検索してやってきた方はきっとわからないから読んでいるのに、理解手前でこんがらがって地獄でしょう…
私含めて理系の人たちは文章でだいたい不親切です💦
解説ページを式で統一させるなら「cal:J=1:4.184」と書くのが親切でわかりやすいと思います。
また、理系の説明なのに単位の大文字小文字を気にしていない解説ページは、大体がコピペの寄せ集め記事で本人わかっていないっぽいので、あまり参考にしない方が良いかもしれません。
ということで、これからは是非ともジュールを使っていきましょうっていうお話でした!
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