世界でクリーンエネルギーが重要視されているなか、約4億年も前からある自然の力だけを使った最高のクリーンエネルギーがあることはご存じでしょうか?
生産に時間は少しかかりますが、土地さえあれば余すことなく設置でき、設置方法はほぼ歩いて土地をめぐるだけととても簡単にできます。
設置した装置は自然と徐々に大きくなり、全体にくまなく高密度に炭素を蓄え、その蓄えた炭素と酸素を結合させてエネルギーを得る方法です。
外務省によると日本は一日471.4万バレルの石油を使っており、一人頭6リットルです。
また、石油連盟によると原油1リットルで9,139kcalとなっています。
一方で農林水産省から装置一つに82kgもの炭素を蓄えることができると報告があります。
炭素1mol(12g)の酸化(燃焼)エネルギーは394kJなので、
装置一つの炭素量(mol) 82000 / 12 ≒ 6833.33
装置一つのエネルギー(kcal) 6833.33 X 394 X 0.24 ≒ 646160
装置一つを石油換算 646160/9139 ≒ 71
装置一つになんと石油71リットル分ものエネルギーが蓄えられ、12日分ものエネルギーを取り出せます。
その装置の名称は・・・
木!
ご存じでしたか?
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上記の農林水産省(林野庁)の情報は40歳のスギです。
石油ができるまでには途方もない年月がかかるので実質不可逆なエネルギーですが、身近な木でさえも40年をたった12日で使ってしまうことになります。
寒い日にあなたを温めてくれる200mlのお湯を沸かす19kcalは10.3時間(日照時間で考えたら4.5時間位ですけど)も木が働いてくれた恩恵です。
薪を燃やすときは、木が放つ熱にプラスして、ぜひ木の生きてきたぬくもりや偉大さも感じてくださいね!
注
・ジョークタグ記事は夜のテンションで書いた恥ずかしい記事ですので流し読み推奨。
・各サイトに敬意を払ってそのままカロリーを使っていますが、カロリーは非推奨単位です。